補聴器

補聴器が認知症の予防になる!?認知症と難聴の関係

皆様こんにちは、補聴器営業マンのイスです

日本は今超高齢化社会と言われています

最近良く耳にする「認知症」

この認知症が難聴と関係あることは皆さんもご存知だと思います

「難聴になると認知症になるの?」

と質問されるかたが多いです

タイトルにもあります通り

難聴=認知症ではありません!

難聴になると全員認知症になると思っている方が多いのですが決してそうではありません

今日はそんな難聴と認知症にどんな関係性があるのかのお話です

難聴は認知症の危険因子!?

現在高齢者の4人に1人が認知症もしくは認知症の予備軍と言われています

2015年に日本の政府は

「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」
以下新オレンジプラン

というものを策定しました

この新オレンジプランというのは

認知症の人の意志が尊重され、できる限り住み慣れた地域の良い環境で自分らしく暮らし続ける事ができる社会の実現を目指す

を掲げ国をあげて取り組んでいます

この新オレンジプランの中で最近新たに注目されているのが

認知症の危険因子

以前より認知症の危険因子には
「加齢」「肥満」「高血圧」「糖尿病」「喫煙」等あります

その中に「難聴」が新たに追加されました

危険因子相対リスク人口寄与割合
11~12歳までに教育が終了1,6倍8%
高血圧1,6倍2%
肥満1,6倍1%
聴力低下(難聴)1,9倍9%
喫煙1,6倍5%
抑うつ1,9倍4%
運動不足1,4倍3%
社会的孤立1,6倍2%
糖尿病1,5倍1%

出典:Livingston G, et al. Lancet. 2017 Jul 19.

こちらは認知症の危険因子別の人口割合と相対リスクを表したものになります

ここでは人口割合についてみてみます

難聴の人口割合は9%となっています

これはどういうことかといいますと

難聴を完全に改善することができれば認知症の患者数が9%減少する

ということです

難聴は治る難聴と治らない難聴があります

治る治らないというのは治療が可能か不可能ということです

治療可能な難聴の代表的なのが「耳垢栓塞」
耳垢が耳の穴に詰まる難聴です

治療が不可能な難聴が年齢とともに聴力が下がってきてしまう難聴です
「加齢性難聴」と言われています

一言で「難聴」といっても難聴には大きく分けて3つの度合いがあります

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難聴の度合いで認知症リスクが変わる!?

先ほど難聴の度合いは3つあるといいました

・軽度難聴
・中度難聴
・高度難聴

難聴の程度はこの3つです

そしてこの難聴の度合いによって認知症のリスクは変わってくるのです

こちらがそのグラフになります


出典:コクレア社

健常者を基準にしますと
軽度難聴で2倍、中度難聴で3倍、高度難聴にもなると健常者の5倍の認知症リスクがあるといわれています

自分の聴力を知るにはどうしたらいいの?

ぜひお近くの耳鼻科に行って
「聴力検査」
をしてみてください

そうすれば今の自分がどれくらいの聴力なのかわかります

「いきなり耳鼻科に行くのはちょっと・・・」

という方はぜひこちらのきこえのチェックをやってみてください

自分の聞こえを知っていますか?聴力チェックが大事!

難聴がなぜ認知症の危険因子なの??

今まで声を大にして難聴は認知症の最も大きな危険因子です!

と言ってきました

ここで一つの疑問が出てきますよね?

なぜ難聴が認知症の危険因子なのか?

これは大きく分けて2つ理由があります

・コミュニケーションの低下
・脳への負担増加

では一つずつお話ししていきます

コミュニケーションの低下

聞こえにくいと「相手の会話が聞き取れない」、「周囲の会話が聞こえない」など自分や周囲の人にストレスになってしまいます

この状態をそのままにしておくと、聞こえにくいということを面倒に思ってしまい、次第に周りの人との会話を無意識に避けてしまいます

周りの人も大きな声で話すのは疲れます。
そうするときこえの下がっている人に話かけに行くのを避けてしまいます

この結果人間関係の悪化や、外出が減り「コミュニケーションの減少」を招く悪循環が生まれてしまうのです

コミュニケーションが減少の状態をそのままにしておくと、どうなってしまうの?
脳への刺激の減少

今様々な国や機関で研究が行われている段階なのですが、聞こえてくる音やコミュニケーションの減少など、

外からの情報が入ってこない、会話が少ない状態をそのままにしておくと

脳への刺激が少なくなります。

脳への刺激が少なくなると、精神状態が抑えられてしまい、

「認知症」「うつ」

になるリスクが高まるといわれています

脳への負担増加

難聴の人と健聴の人では脳への負担が違います

健聴の人は会話をしているとき相手の声を意識せずに無意識に聞いています

ですが難聴の人は会話で相手の声を聞くと高い集中力が必要になります

聞くという行為に「集中する」ということは脳への負担が健聴の人より大きくなります

アメリカの研究で難聴の人と健聴の人で1年間の認知機能の低下の比較というものがあります

健聴の人は1年間で認知機能テストのスコアが0.5減ったのに対して

難聴の人は3.8減ったという研究結果があります

これはどうゆうことかといいますと

健聴の人が7年かけて下がる認知機能が、難聴の人は1年で下がってしまうということなのです

聞くという恋に集中することで健聴の人より脳への負担が大きくなり、この脳への負担が認知機能の低下に大きく影響してくるのです

難聴を改善するには?

難聴の中には治療可能の難聴と、治療が不可能な難聴があります

耳鼻科へ行き治療が不可能な難聴だと分かった時に活躍するのが

「補聴器」「集音器」

です

補聴器と集音器ですが名前は似ていますが、特徴が大きく違います

補聴器は「一人ひとりに合わせて細かく調整可能だが価格が高い」

集音器は「価格は補聴器より安い、細かな調整は不可能」

この時に気を付けていただきたいことがあります!

初めに「難聴になったら必ず認知症になるわけでははい」といいました

これは補聴器や集音器を付けた時にも同じようなことが言えます

「補聴器などを付ければ認知症に絶対ならないわけではない」

補聴器や集音器の使用であくまでも予防です

難聴になり補聴器をすれば認知症にはならないと思い込まないようにお願いします!

難聴=耳鳴りと思い込んで悩んでしまい、、不安で外出が減り、コミュニケーションが減ってしまうととても悪循環です

「難聴になると認知症になる可能性が増える」
「補聴器を付ければ認知症の予防になる」

まとめ

みなさまいかがでしたか?

何度も言いますが
難聴=認知症ではありません

補聴器を付ければ絶対に認知症にならないわけではありません

日本には難聴の自覚がある人がまだまだ少ないです
難聴の自覚があってもそのままにしておく人も多いです

絶対補聴器をしてくださいとは言いません

ご自分の聞こえのことをもっとよく知ってください

難聴は切り傷や擦り傷のようにほかっておいてもなおりません
耳鼻科に行って治療が可能か不可能か見てもらうことから始めてください

この記事にもリンクが貼ってありますが自分の聞こえのチェックをしてみてください

ABOUT ME
イス
補聴器営業マンをしています、イスと申します 補聴器のことをもっともっと皆さんに知ってもらい、ズバらしい補聴器ライフを 当ブログを通じて補聴器をもっと身近にし、聞こえのお手伝いを
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